policy
大阪市議会、公共交通費の増額予算を可決――市民の通勤環境改善へ
バス・地下鉄サービスの拡充に向けた追加予算が承認され、ラッシュ時の混雑緩和や交通不便地域の解消が図られる。
1 min read
policy
バス・地下鉄サービスの拡充に向けた追加予算が承認され、ラッシュ時の混雑緩和や交通不便地域の解消が図られる。
1 min read

大阪市議会は7月9日、2026〜2027年度の公共交通予算を125億円増額する案を可決した。バス路線の拡充、地下鉄の運行本数増加、交通インフラの近代化を目的としたもので、恩恵を受けるのは主に日々の通勤者や、信頼性の高い交通手段へのアクセスが限られている周辺区の住民だ。
大阪市統計局によると、市の人口は2025年の270万人から2030年には280万人に増加する見込みで、効率的な都市交通への需要が高まるなか、今回の決定が下された。市が今年初めに公表した戦略計画では、国の気候目標に沿った形で道路渋滞の緩和と二酸化炭素排出量削減を図るため、持続可能な交通網の整備が重点課題として掲げられている。
東成区や住吉区など東部・南部の各区では、現行ネットワークの空白を埋める新たなバス路線が導入される予定だ。ラッシュ時に通勤する人々については、御堂筋線・中央線で地下鉄の運行本数が増加し、通勤客からの苦情が多い午前7時〜9時と午後5時〜7時の混雑緩和に重点が置かれる。
また、可決された予算にはバリアフリー設備の整備、券売機の更新、案内表示板の改良など駅施設のアップグレードに充てる38億円も含まれている。地元の支援団体は、こうした改善が高齢者や障害のある利用者の利便性向上につながると評価している。
今回の125億円増額により、交通局の年間総予算は約780億円となる。大阪市が2026年7月に公表した財政報告によると、増額分の65%は追加のバス運転士や整備員の採用といった運営費に充てられる。残りは設備投資に回され、2028年3月までの完了を目標としたインフラ整備に活用される。
政策アナリストによれば、サービス拡充により対象路線での平均通勤時間が最大10分短縮される見込みだ。市は今後2年以内に公共交通の利用者数が7%増加すると予測しており、道路渋滞の緩和も期待される。
市議会の決議には、半年ごとに進捗状況を公開報告する義務も盛り込まれており、市民や関係者が交通改善とサービスの質を継続的に確認できる仕組みが設けられる。
今後の計画として、新たな交通サービスの導入は2026年10月に開始され、2028年にかけて段階的に拡充される。市当局は、変更が順次実施されるにあたり、大阪メトロおよび市バスの公式ウェブサイトで最新の時刻表や路線図を確認するよう通勤者に呼びかけている。今後の議会では、電気バスの試験導入や統合型乗車券システムなど、都市交通に関するさらなる提案も審議される予定だ。
About this article
Published by The Daily Osaka
Spread the word
Daily brief
Free, in your inbox before 7am. Weekdays.